東京の一等地に位置する老朽化したビルは、テナントの確保に課題を抱えていました。オーナーは、大手不動産会社から共同建替えの提案を受けたものの、共同建替えへの参加か、既存ビジネスの継続かを慎重に検討する必要がありました。当社は、オーナーの代理として共同建替協議会に参加し、持分条件の交渉などを担当。現況ビルおよび共同建替え後のキャッシュフロー(CF)のシミュレーションを実施し、どちらの選択が継続性と安定性、将来性に優れているかを比較検討しました。
最終的に、オーナーは持分を譲渡することを決断。当社が仲介を務めたことで、事業用資産の買換え特例を活用して、新しい物件の取得もスムーズに実現されました。資産の種類はビルからマンションへ変わりましたが、安定的なCFを確保されて会社の経営も盤石です。このプロセスを通じて、老朽化資産の価値を最大化し、オーナーにとって最適な選択肢を実現しました。